
多くの女性が悩むしわは加齢とともに増えますが、しわの原因は加齢だけではありません。しわができる原因を知ることで、対策を行うことができるようになります。
今回は、しわができる原因と対策について解説します。
しわ危険度チェック
しわのできやすさには、個人差があります。しわの危険度チェックリストに当てはまる場合は、しわが増えるリスクが高いので注意が必要です。
- 肌が乾燥しがち
- 日焼け止めを使っていない
- 洗顔するとき、ゴシゴシ洗ってしまう
- ストレスを感じることが多い
- 食生活が不規則
- ダイエット中に食事を抜きがち
毎日の生活習慣を見直し、肌を大切にしましょう。
引用:しわ・たるみ危険度チェックで対策を|しわ・たるみ改善Labo
しわができる原因とは?
しわができる主な原因は、以下の4つです。特に加齢や肌へのダメージがしわの原因になるので、普段のスキンケアが大切です。
加齢
加齢は、しわができる要因の一つです。年齢を重ねると表情筋が衰え、肌の弾力や水分量を維持するために必要なコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質が減少します。
すると肌はハリや弾力を維持できずにゆるんでしまいしわとなります。そのため、ハリや弾力を維持するための対策が必要になります。
また、加齢によって女性ホルモンの「エストロゲン」が減少します。エストロゲンには肌の弾力や水分量を維持する働きがあるため、エストロゲンが減少するとしわが増えやすくなります。
乾燥
乾燥も、しわの主な原因の一つです。肌が乾燥すると、皮膚のつっぱり感や肌のかさつき、粉吹き、痒みなどが現れます。それが要因となり細かいしわが増えてくるので、肌の乾燥を放置しないようにしてください。気温や湿度が低下することでも肌は乾燥するので、部屋の環境を整えることも大切です。
紫外線
紫外線を日常的に浴びていると光老化が起こり、しわの原因になります。光老化は慢性的な紫外線障害であり、加齢によって起こる老化とは異なります。
加齢による老化は皮膚が薄くなり、色も薄くなりますが、光老化は紫外線に対する防御反応で皮膚が厚くなり、色も濃くなります。それによって、しわやしみが増えるのです。また、紫外線は肌の弾力を維持するために必要なコラーゲンやエラスチンを破壊するため、しわの予防には紫外線対策が重要です。
表情のクセ
表情の変化によって、しわができることもあります。笑うと目尻にしわができたり、顔をしかめると眉間にしわができたりすることがありますが、若いうちは肌に弾力があるのでしわが残ることはありません。しかし紫外線や乾燥、加齢などによって肌の弾力が低下すると、しわが残りやすくなります。
今すぐにできるしわ対策
しわができる原因はさまざま存在するので注意が必要です。加齢や紫外線、乾燥、表情の癖など肌に対して刺激を受けることでしわができやすくなります。肌への刺激が続くと肌にダメージが蓄積するので、しわ対策では肌を刺激から守る必要があります。
顔を強くこすらない
クレンジングや洗顔の際に肌を強くこすると、肌に負担がかかります。肌に刺激を与えるとしわができやすくなるため、クレンジングや洗顔は優しく行いましょう。手を肌に滑らせるようなイメージで洗顔したり、泡の洗顔料を使ったりすることで、肌への負担を減らすことが可能です。
保湿ケアをしっかりと
肌が乾燥しているとしわができやすくなるので、化粧水や乳液などで保湿ケアを行うことも大切です。乾燥することで肌の水分量が減少し、肌のバリアがうまく機能しなくなる可能性があります。肌のバリア機能の低下によって皮膚トラブルが増える可能性もあるので注意が必要です。しわが気になったら、化粧水をたっぷり染み込ませたコットンマスクを使うのもよいでしょう。
紫外線ケア
紫外線の浴び過ぎは皮膚にダメージを与えます。日焼けを起こすほどの紫外線を浴びるとしわだけでなく、シミや光老化の原因になるので注意が必要です。
しわを予防するためには短時間の外出でも紫外線対策を行うことをおすすめします。紫外線ケアができるコスメを選んだり、外出時に日傘やUVカットができるウェアを着用したりするとよいでしょう。
表情の癖に注意
顔の表情が固定されていると皮膚がよってしわができやすくなります。ストレスによって表情がこわばってしまうと、表情の癖がつく可能性があるのでストレス対策も重要です。
表情の癖がしわの原因になることもあるので、定期的に表情を緩めることを意識しましょう。また、顔の体操を行うことで表情筋が鍛えられ、顔のたるみを予防できます。
しわを予防するための顔のストレット動画を紹介しますので、詳細が知りたい方は下記ページを参考にしてみてください。
顔のシワ改善ストレッチ【6月24日放送ゴジてれChu!Ⅰ部】|中テレ公式チャンネル
【シワたるみ】10秒押すだけ!目元のたるみ・シワをとるセルフケア!|fracora(フラコラ)公式チャンネル 〈生命科学×先端美容〉
規則正しい食生活
肌の状態を良好に保つためには、規則正しい食生活が不可欠です。特にダイエットで食事制限をしていると、肌の材料であるタンパク質やビタミンなどの栄養素が不足することがあります。タンパク質やビタミン類などの栄養素が不足すると肌の新陳代謝がうまくできなくなるので、しわができる原因になるもなるので注意が必要です。
そのため、しわ対策として栄養バランスの取れた食事を摂るようにしましょう。食事には野菜や果物、肉や魚、卵など、多くの種類を取り入れるのがポイントです。
しわ予防は表面のケアと内面のケアを
年齢を重ねると気になるしわは、生活習慣などによってさらに増えることがあります。しわが増える原因としては加齢の他、乾燥や紫外線、表情の癖などが挙げられます。肌にダメージが蓄積する前に、早い段階でしわ対策を行うことが大切です。肌の保湿ケアや紫外線対策、生活習慣の改善は継続して行わないと効果が出にくいので、根気強く続けましょう。