効果的なシミ対策とは? シミができる原因や対策を詳しく紹介
(画像=naka/stock.adobe.com)

シミはキレイな肌を保ちたい人にとって、最大の敵といえるでしょう。紫外線や生活習慣などさまざまな問題でシミは発生するので、注意すべきポイントはたくさんあります。今回はシミができる原因や、予防するための対策について解説します。

シミができるメカニズム

シミは、肌に「黒色メラニン」と呼ばれる物質が過剰に蓄積することで生じます。黒色メラニンは、肌の奥にあるメラノサイトという細胞で生成されます。通常、黒色メラニンはターンオーバー(新陳代謝)によって体外に排出されるので、肌に蓄積されることはありません。しかし、何らかの原因でターンオーバーのサイクルが乱れると黒色メラニンが体外に排出されず、シミとして残ります。

シミができる原因

肌のターンオーバーのサイクルの乱れは、さまざまな要因によって起こります。ここでは、シミができる主な原因について説明します。

紫外線

シミの原因として「紫外線」を思い浮かべる人は多いでしょう。紫外線を浴びることでメラノサイトが活性化し、黒色メラニンの生成が増えてシミにつながります。このときメラノサイトは肌を攻撃しているわけではなく、黒色メラニンを生成して紫外線から肌を守ろうとしています。紫外線の量は時期によって異なり、春先から増えるので注意が必要です。

ホルモンバランスの変化

女性ホルモンのバランスが変化すると、黒色メラニンの生成が増えるといわれています。特に妊娠中や出産後、更年期はホルモンバランスが乱れやすくなるので、シミが発生しやすくなります。

ストレス

ストレスが溜まるとホルモンバランスが乱れ、シミにつながります。人間関係や仕事など、ストレスの原因は人それぞれです。正常なターンオーバーのサイクルを保つためには、できるだけストレスを避ける、ストレスを溜めないことが大切です。

生活習慣の乱れ

生活習慣が乱れるとターンオーバーのサイクルが乱れて、シミが発生しやすくなります。

  • 睡眠時間が日によってバラバラ
  • 食事は栄養バランスが偏っている
  • 運動する機会が少ない
  • 飲酒や喫煙をしている

このような生活習慣がある人は、特に注意が必要です。

シミを防ぐための対策

シミを発生させないためには、肌のターンオーバーのサイクルを乱さないことが大切です。ここでは、シミを防ぐための対策について説明します。

紫外線対策を行う

シミを防ぐために最も重要なのは、紫外線対策です。紫外線を浴びないために、外出する際は日焼け止めクリームを塗りましょう。日焼け止めクリームは紫外線をカットし、黒メラニンの生成を抑える働きがあります。ただし、汗をかくとクリームの効果が下がるので、長時間屋外にいるときはこまめに塗り直しましょう。

また帽子や日傘、アームカバーを着用して、物理的に紫外線を避ける方法もおすすめです。

シミ対策に効果的な栄養素を摂る

以下の食べ物には、シミ対策に効果的な栄養素が含まれています。

  • ビタミンC(レモン、いちご、パプリカなど)
  • ビタミンA(トマト、にんじん、ほうれん草など)
  • ビタミンE(アーモンド、アボカド、大豆など)
  • たんぱく質(肉、魚、卵など)

上記の栄養素には黒色メラニンの生成を抑えたり、ターンオーバーのサイクルを整えたりする働きがあるので、積極的に摂取しましょう。

規則正しい生活習慣を心がける

規則正しい生活習慣を保つことで、肌のターンオーバーのサイクルが整います。栄養バランスが取れた食事を摂ることはもちろん、睡眠時間を確保しつつ起床・就寝時間を整えることでも、肌の若さをキープできます。規則正しい生活習慣はストレスの軽減やホルモンバランスの改善につながるので、心身の健康を保てるでしょう。

また喫煙や過剰な飲酒、カフェインの摂取は、ターンオーバーのサイクルを乱してシミが発生する可能性を高めるので、節度を守りましょう。

スキンケアを行う

洗顔や化粧品によるスキンケアも、シミ対策になります。ただし、肌を強くこすりながら洗顔したり、肌に合わない化粧水を使用したりするのは逆効果です。ゴシゴシこすらず優しく洗い、刺激が強くない化粧水を選んで正しいスキンケアを行いましょう。化粧水の他に美容液や乳液を併用すると、さらに肌を保湿できます。

あなたのシミ対策は大丈夫?チェックリストで確認しよう!

シミを発生させないための対策ができているかどうか、以下のチェックリストで確認してみましょう。

□日焼け対策は夏しか行わない
□食事時間が不規則で、外食が多い
□自分の母親はシミが多い方だ
□野菜やフルーツを食べる機会が少ない
□南の島や海に行くことが多い
□メイクを落とそうと、つい強めに洗顔してしまう
□家にいるときは紫外線対策を行わない
□洗顔後の化粧水や乳液を忘れてしまうことがある
□つい夜ふかしをしてしまう
□紫外線の情報はあまり気にしない

出典:ロート製薬『シミ危険度診断』

当てはまる項目が多いほど、シミの危険度が高くなります。一つずつ改善しながら、シミ対策を行いましょう。

シミの原因を理解して予防に努めましょう

シミが発生する原因はさまざまですが、対策を行えば予防できます。特に生活習慣を整えることは、心身の健康にもつながります。シミが気になる人はこの記事を参考にして、予防に努めましょう。