入浴はアンチエイジングに効果的|ちょっとしたことが老化を促進させる
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肌や体を若々しく保つ「アンチエイジング」が話題になっています。さまざまな方法がありますが、入浴もアンチエイジングに効果があることをご存じでしょうか。この記事では、アンチエイジングに効果的な入浴方法について紹介します。

アンチエイジングと入浴の関係

入浴がアンチエイジングに効果的といわれている理由は、以下の3つです。

  • 成長ホルモンの減少を抑えられる
  • 細胞の働きが活発になる
  • 免疫力の低下を抑えられる

入浴による血行促進が、これらの効果をもたらすといわれています。その他にも、発汗によって老廃物の排出を促したり、副交感神経(リラックスさせる神経)を優位にしたりする効果があります。

アンチエイジングに効果的な入浴方法

ここからは、アンチエイジングの効果をさらに高めるための入浴方法について説明します。

お風呂の温度はぬるめに設定する

お風呂の温度は、ぬるめの38〜40℃程度がおすすめです。この温度は身体を芯からゆっくり温め、交感神経(活動を高める神経)から副交感神経(リラックスさせる神経)へと切り替えます。このリラックス効果が、ストレス解消や入浴後の安眠につながります。

お風呂の温度が熱すぎると、身体が温まる前にのぼせてしまいます。また皮脂が過度に落ちるため、入浴後に肌が乾燥しやすくなります。

入浴剤を使ってリラックス

お風呂に入浴剤を入れると、さらにリラックスできます。自分の好きな香りの入浴剤を使えば、楽しくアンチエイジングを続けられるでしょう。炭酸ガスが含まれている入浴剤は血行促進効果が高いので、アンチエイジング効果がさらに高まります。

入浴時間は15〜20分程度がおすすめ

入浴時間は15〜20分程度が最適です。「もう少し長く入っていたい」という人もいると思いますが、入浴時間が長いと肌が乾燥しやすくなります。20分以上の入浴はアンチエイジング効果が下がってしまうので、肌の若さを保つためにも15〜20分程度に留めておきましょう。

入浴前の準備

アンチエイジング効果を高めるために、入浴前に準備しておきたいことがいくつかあります。ここからは、入浴前の準備について説明します。

水分を補給しておく

入浴前に水分を補給しておくと、入浴後の肌の乾燥を防げます。入浴中は体温が上昇し、肌から汗が出るため水分や皮脂が失われます。これは、ぬるま湯でも同様です。入浴後のために、入浴前にコップ1杯程度の水を飲んでおきましょう。

軽くストレッチをしておく

軽めのストレッチをしておくと、入浴時に筋肉がほぐれやすくなります。筋肉が固まっていると血行が悪くなるため、リラックス効果が弱まります。入浴で血行を促進するためにも、入浴前にストレッチを行って筋肉を伸ばしておきましょう。

ブラッシングを行う

ドライブラッシングとは、乾いたブラシで身体をブラッシングすることです。ドライブラッシングをしておくと入浴時の血行がさらに促進されるだけでなく、古い角質や老廃物の排出を促す効果もあります。身体のブラッシングは数分間と手間がかからないので、ぜひ行ってください。

入浴後にするべきこと

ここまで入浴前の準備について説明しましたが、入浴後のケアも同じくらい大切です。ここからは、入浴後にするべきことについて説明します。

タオルでゴシゴシこすらない

入浴後は、バスタオルで身体をゴシゴシこすらないようにしましょう。入浴後の肌は水分や皮脂が流されているので、デリケートな状態です。そのためタオルでゴシゴシこすると、肌が傷ついてしまいます。身体を拭く時は、タオルを肌に押し当てるようにすると肌に負担がかかりません。なるべく丁寧に拭き取ることを心がけましょう。

水分を補給する

入浴後は身体の水分が不足しているので、水分を補給しましょう。あらかじめコップ1杯の水を飲んでも、意外と身体の水分は失われています。肌の乾燥を防ぐためにも、入浴前後の水分補給は大切です。

スキンケアをする

入浴後の肌は水分が不足しているので、乾燥しがちです。そのため素早くスキンケアを行い、肌の乾燥を防ぎましょう。入浴後の肌はスキンケア成分が浸透しやすい状態になっているので、肌が乾燥する前に素早く化粧水や美容液を使って肌の潤いを保ちましょう。

全身を保湿する

スキンケアだけでなく、身体全体の保湿も忘れずに行いましょう。顔と同じように、入浴後は身体も乾燥しやすくなっているので、焦って身体をタオルでゴシゴシ拭かないように気をつけましょう。

アンチエイジングのための入浴方法をチェックリストで確認しよう!

アンチエイジング効果を高めるためには、適切な入浴方法と、入浴前後のケアが大切です。以下のチェックリストで、アンチエイジング効果の高い入浴ができているかどうか、確認してみましょう。

□42℃以上のお風呂には入らない
□15〜20分以上お風呂に浸からない、または1日に何度も入らない
□せっけんやボディソープの使用は2〜3日に1回
□タオルやスポンジでゴシゴシ洗わない
□半身浴ではなく、全身浴をする
□お風呂上がりのスキンケアは10分以内に行う

チェックの数が多いほど、アンチエイジング効果が高まります。

参考:https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/20/090400027/091400002/

アンチエイジングのために正しい入浴方法を身につけよう!

入浴は運動や食事と比較すると、継続しやすいアンチエイジングの方法といえます。しかし間違った方法で行うと、逆効果になるおそれがあります。正しい入浴方法を身に付けて、いつまでも若々しい身体を保ちましょう。