「ストレス社会」と呼ばれる現代はメンタルにかかる負荷が大きく、うつ病などの精神疾患になりやすいといわれています。そのような社会で生き抜くためには、メンタルを強く保つことが必要です。では、「メンタルが強い人」とはどのような人でしょうか。
メンタルが強い人の特徴
メンタル（mental）の意味は「心の」「精神的な」で、「メンタルが強い人」とは精神的に強い人のことです。
現代人はメンタルに負荷がかかりやすいといわれており、精神を安定させるためにはメンタルを強く保たなければなりません。
食事や睡眠をしっかり取っている
メンタルが強い人は、食事や睡眠の重要性を理解しており、後回しにしません。食事や睡眠にはストレス解消効果があるため、精神的な負担を軽減します。食事で摂取できるカルシウムには、イライラを抑える効果があります。十分な睡眠は脳を休息させるため、思考をリセットできます。
自分の人生を楽しんでいる
メンタルが強い人は自分を大切にしており、人生を楽しんでいます。他人本位で考えたり、意味なく競争したりしません。自分に合ったストレスの解消法を理解しており、仕事と遊びの切り替えがとても上手です。
私生活を充実させて、メンタルのリフレッシュを図りましょう。
手の抜き方が上手
メンタルが強い人は手の抜き方を知っており、必要であれば休みます。しっかり休むことでメンタルをリフレッシュできるので、無理なく働けるのです。一方でメンタルが弱い人は自己主張が苦手なので、無理して仕事を続けてしまいます。
無理して仕事を続けると、仕事の質が下がるだけでなくストレスも溜まるため、メンタル不調につながりかねません。
人を頼ることができる
メンタルが強い人は自分が得意なことと不得意なことを理解しており、人に頼んだほうがよいことは遠慮なく頼みます。一方でメンタルが弱い人は人に頼ることができず、抱え込んでしまいます。追い込まれないためには、人に頼ることも大切です。
はっきりと意見を述べることができる
メンタルが強い人は、他人を優先しません。「自分は他人と違う」ということがわかっているため、考え方の違いを恐れず、はっきりと意見を述べます。話し合いが決着しなかった場合は関係が悪くなることもありますが、自分が納得できないことをしなくて済むので、ストレスを溜めることはありません。
嫌われることを恐れていない
メンタルが強い人はすべての人に好かれようとしていないので、嫌われることを恐れません。他人の評価を気にしていないため、自分の意思を尊重して行動でき、八方美人になることもありません。
必要以上に他人の顔色や、他人からの評価を気にしないことも、メンタルを強く保つためには大切です。
メンタルを強くしたければ、この人たちを見て学べ
「メンタルが弱くて、人間関係が億劫」という方もいるでしょう。メンタルを強くしたいなら、過酷な環境の中で活躍している方の経験や、メンタルのプロからもらうアドバイスを参考に学ぶのが近道です。
カンニング竹山さん
芸能界で長く活躍しているお笑い芸人のカンニング竹山さんも、悩むタイプだったようです。そんなカンニング竹山さんは、「旅行やキャンプなどによるガス抜き」を意識しているといいます。
メンタルを強く保つためには、感じているストレスを自覚して発散することや、必要ならば休むことが欠かせません。
メンタルが強い偉人のエピソード・発言①
自動車メーカー「ホンダ」の創業者である本田宗一郎は、「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」と述べています。メンタルが弱い人は他人の評価を気にするあまり、積極的な行動や発言ができません。
しかし、最も危険なのは「他人の評価や失敗を恐れて何もしないこと」なのです。
メンタルが強い偉人のエピソード・発言②
iPhoneを生み出したスティーブ・ジョブズは、自身が創業したAppleを一度追放されたことがあります。チャレンジに失敗して挫折しましたが、その後Appleに復帰してiPhoneを生み出しました。
ジョブズは、「昔を振り返るのはここでやめにしよう。大切なのは明日何が起きるかだ」と語っています。過去の失敗を引きずらず、思考をリセットして前進することも、メンタルを強く保つためには欠かせません。
ストレスに負けない、メンタルが強い人を目指そう
ストレス社会において、メンタルを強く保つことは非常に大切です。はっきりと意見を述べることや嫌われることを恐れないことは、一朝一夕にはできません。第一線で活躍している人や偉人のエピソード・発言から学びながら時間をかけて身に付ける必要がありますが、「食事や睡眠をしっかり取る」「手を抜く」などは、今日からでもできるでしょう。
重大な精神疾患に陥らないよう、ぜひ「メンタルが強い人」になってください。