女性によくある「食べてないのに太った」、実はこれが原因だった
(画像=Ameashi/stock.adobe.com)

「ダイエットのために食事を我慢しているのに、体重が増えた」という方は少なくありません。食事を減らしているのに、なぜ体重が増えるのでしょうか。効率的に痩せるためには、正しいやり方で食事制限を行いながら、体重以外の数値にも注意する必要があります。

食事を我慢しているのに体重が増える原因は

ダイエットのために、食事の量を抑えている方は多いでしょう。もともと小食で、食事の量が少ない方もいるかもしれません。しかし、「あまり食べていないにもかかわらず、体重が増えた」という方がいるのはなぜでしょうか。

食事を我慢しているのに体重が増える原因について、見ていきましょう。

過度な食事制限

食事を我慢しているのに体重が増える原因の一つは、食事制限です。食事制限によってタンパク質の摂取量が落ちると、筋肉量が落ちるため基礎代謝が下がります。また、タンパク質以外にもあらゆる栄養素が不足するため、身体は飢餓状態に陥るのです。

飢餓状態になると脂肪を蓄えるようになるため、多くのカロリーを摂取します。過度な食事制限を行うと、かえって脂肪がつきやすい身体になってしまうのです。

過度なストレス

ストレスによって自律神経が乱れると、痩せにくい身体になります。ストレス発散方法が食べることだったり、食事を我慢することがストレスの原因だったりすると、食事制限が体重増加を招いているので注意が必要です。

効率的に体重を減らすためには、ストレスを上手く解消しなければなりません。

体重を落とすための正しい方法3つ

体重を落とすためには、正しい方法を理解した上で取り組む必要があります。無理なダイエットは長続きしないばかりか、かえって体重の増加を招くからです。ダイエットは時間がかかるものなので、長期的に取り組むようにしましょう。

食べるものに気を付ける

前述のとおり、過度な食事制限はかえって痩せにくい身体を作るため、筋肉が落ちないようにタンパク質を意識的に摂ることが大切です。また、炭水化物などの糖質を摂りすぎるのはよくありませんが、完全に抜くのもよくありません。

炭水化物の摂取量をコントロールして、栄養のバランスを整えましょう。便秘を解消する食物繊維も、多めに摂るようにしてください。

適度な運動を行う

適度な運動は筋力を高めるだけでなく、基礎代謝も上げるため、ダイエットのリバウンドを防ぎます。ランニングやジョギングなどの有酸素運動と筋力トレーニングをセットで行えば、脂肪燃焼効果が高まるので効率的に体脂肪率を減らせるでしょう。

ただし、無理をすると長続きしませんし、ケガの原因にもなるので、無理のない範囲で行うことが大切です。いきなり運動を始めるのが難しい場合は、ストレッチからはじめるとよいでしょう。ストレッチには姿勢矯正効果があり、それによって血行が改善して基礎代謝が上がります。

睡眠をしっかり取る

睡眠は、想像以上に多くのカロリーを消費します。起床時に体重が減っているのは、睡眠時にカロリーを消費しているからです。睡眠をしっかり取っていないと、本来消費すべきエネルギーが消費されないため、体重を落とすことができません。

睡眠不足はダイエットだけでなく美容や健康にも悪影響を及ぼすため、睡眠はしっかり取るようにしましょう。

体重以外に注意する点(体重よりも重視すべきこと)

ダイエット中は体重ばかりが気になりますが、健康的な身体を手に入れるために注意すべきことは体重ではなく、筋肉量や体脂肪率です。例えば、ダイエット初日の体重が70キログラム、筋肉量が50キログラム、体脂肪率が23パーセントだとしましょう。

翌日計測した結果、体重が69キログラムに減っていたら嬉しいかもしれません。では、筋肉量が49キログラムで、体脂肪率が24パーセントだったらどうでしょう。体重が減っても、筋肉量が減って体脂肪率が増えていたら、引き締まった身体にはなりません。

健康的な身体を手に入れるためには体重ではなく、筋肉量と体脂肪率といった体組成バランスに注意することが大切です。

ダイエット方法を見直し、理想の体型に近づこう

ダイエットを行う人の多くが食事制限に取り組みますが、正しいやり方でなければ、反対に体重は増えてしまいます。効率良く体重を落とすためには正しいやり方を理解した上で、無理のない範囲で行わなければなりません。

また理想の体型を目指すためには、体重よりも筋肉量や体脂肪率、BMIに注意する必要があります。ダイエットをしているからといって、毎日確実に体重が落ちるわけではありません。ダイエットは時間がかかるものなので、長期的に取り組みましょう。